洋行
宮部円城は明治21から22年にかけて、井上円了の随行者として洋行しました。 目的はアメリカとヨーロッパでのキリスト教の調査です。 井上円了は後に東洋大学を創立したが、「お化け博士」「妖怪博士」などと呼ばれていました。 随行者になれたのは渥美契縁の口利きですが、渥美契縁は圓龍寺を伏見から神野新田に移すのに協力された方です。

▶ 宮部円城師の洋行日程(明治21~22年)

  ・6月  9日  圓成24歳、午前10時、英船ゲーリック号にて横浜港を出航

  6月24日  16日間の航海を終えて、アメリカ・サンフランシスコ港に到着(6/15に日付変更線通過)

  6月28日  サンフランシスコにて、大陸横断鉄道に乗車して出発、ソルトレーク滞在、デンバー、オハマ経由

  7月  6日  シカゴ市に到着、ニューヨーク市には1週間滞在の予定

           ニューヨーク港から来た大西洋航路の汽船に乗る

           イギリスのリバプール港に入港、即日汽車にてロンドンに到着。ロンドンには約3ヶ月滞在

  12月下旬 ロンドンからフランスのパリへ移動

    1月   パリからイタリアに移動、そしてドイツに入る

  ・  4月上旬 圓成師帰国(井上円了は2ヶ月後の6月28日に帰国)  


▶ 渥美契縁師が井上円了師に宮部圓成師の同行を勧める手紙 

 ・契縁は圓成さんが素晴らしい人であることを説明されている


▶ 圓成師  欧米遊学(東洋大学の創設者の井上円了に同行)の様子 

 ・ここをクリックすると、円了の旅行についてのPDFがダウンロードされます

 ・宮部圓成が出てくるページのみを下記に掲載します(初代金之助も出てきます)

 ・下の画像は2ページ/段で、右から左への順番です


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