東本願寺鐘楼堂
圓龍寺で保管されている鐘楼堂の雛形と、雛形が作られて行く過程が分かる三重県総合博物館に保管されている「神富殖産」の情報目次です。 

▶ 鐘楼堂の雛形

 ・石垣は七代金平・マツ、上物は初代金之助の寄進で、明治26年2月工事開始、明治27年11月に落成

 ・石垣は伊勢の石工の黒田九兵衛、上物は名古屋の大工の伊藤平左衛門によるもの

 ・圓龍寺保存のレプリカ(雛形)は明治28年の第四回内国勧業博覧会に出展された実物です


鐘楼雛形が出品された第四回内国勧業博覧会



鐘楼堂の製作経緯(三重県総合博物館より引用)

 ・神富殖産㈱の大量な情報が、三重県総合博物館に収録されており公開されてます 

 ・作成にあたっては、三重県総合博物館の所蔵資料検索データベースを利用いたしました

 ・石工の黒田九兵衛、大工の伊藤平左衛門、他の鐘楼に関する情報

 ・鐘楼堂雛形を第四回内国勧業博覧会に出展に関する情報(赤地白字)も多くある


▶ 鐘楼寄進に関して書かれた書籍

 。下の記事では神野(かみの)とあるが間違いと考える、この時点は改称前の「じんの」のはず


当時の記事の色付け



▶ 東本願寺鐘楼建地割(正面1/10)


▶ 東本願寺鐘楼建地割(側面1/10)


▶ 東本願寺鐘楼組物見上図

 ・「見上げ図」を正しく表現すると、「水平切断面に鏡を置いて、その鏡に写った様子を上から見下ろして

  描いた図面」となる

 ・ 簡単に言えば、「見上げ図は、図法的には正しくないが、直感的には見上げた状態を表した図面」である