第四回内国勧業博覧会(東本願寺鐘楼堂雛形)

▶ 内国勧業博覧会

 ・ここをクリックすると、博覧会のサイトにリンク、そこで該当の博覧会を選択します

 ・鐘楼堂雛形は第四回内国勧業博覧会に出展

 ・第三回内国勧業博覧会に伊藤平左衛門が雛形を出展している(最下段参照)

 ・神野金之助が神野新田の開拓で名誉銀牌を賜ったのは明治37年の第五回内国勧業博覧会

 ・第五回内国勧業博覧会の次の内国勧業博覧会相当が66年後の1970年の大阪万博です


▶ 鐘楼堂の工事と博覧会出展との経緯

 ・鐘楼堂は、明治26年2月工事開始、明治27年7月立柱式、明治27年11月落成

 ・明治28年2月27日に鐘楼堂雛形の彫刻が完成、第四回内国勧業博覧会は明治28年4月1日~7月31日の開催

 ・鐘楼堂雛形は、神野金之助名で愛知県から出展され、審査結果は「褒状」であった


▶ 鐘楼堂の雛形を出品した証

▶ 褒状になった証



▶ 賞の種類

 ・第二回内国勧業博覧会では、名誉・進歩・妙技・有功・協賛の各賞と褒状の順に6種類の賞が設けられた

 ・最高位は名誉賞、進歩から協賛の各賞は1~3等に分けら、賞者は全体の一割ていどであった


▶ 鐘楼堂の審査結果(褒状になった理由)

 ・前提として、伊藤平左衛門は前回の第三回の無博覧会に高貴殿の雛形を出展し、妙技二等となっている

 ・伊藤平左衛門作の雛形なのに彫刻が豊臣時代の面影が無く残念、大幅なランクダウンの審査結果となる

 ・下の審査文の最後に「雛形を最後に作ったことにより不備がある」と指摘されている


▶ 伊藤平左衛門が第三回内国勧業博覧会に高貴殿雛形を出展

 ・伊藤平左衛門は明治24年の博覧会にも東本願寺高貴殿の雛形を出展し、妙技二等賞と高位賞となった